藺草とは

藺草

イグサ(藺草、イ草、Juncus decipiens)は、単子葉植物イグサ科の植物である。標準和名はイ(藺。「イグサ」を使うこともある)。最も短い標準和名としても知られている。別名:トウシンソウ(燈芯草)。畳表を作るのに使われる。俳句では夏(仲夏)の季語とされる。

畳を作る時に必須のものであり、ちまきにも使われる。

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畳の歴史

 畳は日本固有の敷物であり、その歴史には「菅畳八重」「波畳八重」などの記述がある。現在の畳に似た構造になったのは平安時代に入ってからである。ただ平安時代までは板床に敷くクッションの一種のような感覚で使われていたが、室町時代に入ると書院造の登場によって部屋全体に畳が敷かれる様式が現れ、茶道の拡大に伴い、正座と共に普及していった。
 江戸時代に入ると、畳そのものが貴重な建築物の要素としてみなされるようになり、今日に続く日本の住宅文化となった。畳の構造は芯材になる板状の畳床を畳表でくるみ作られている。縁には畳表を止める事と装飾を兼ねて、畳縁と呼ばれる帯状の布を縫いつける。一部には縁のない畳もある。最近は生活の洋風化に伴い、畳を敷き詰めるのではなく平安時代のようにクッションとして1枚から数枚程度、板間に置くという形が復活しつつある。

北九州市立大学 国際環境工学部 環境生命工学科
森田 洋(Hiroshi MORITA)教授の研究発表より