来年の収穫に向けて、今年最後の作業をアップします。

苗堀り(1日目)

最初のニュースに取り上げた8月苗がこんなにたくさん成長しました^^
昨年よりも2日遅い。ほこり方(苗株)も粒は細いが平年並みとのことでした。
平成26年からこの苗堀機を導入したことで少しは時間短縮、労力軽減。
ただ、機械なので各パーツの部品の値段が高騰しているので😞

今年、本田用イ草苗(約1丁7反)

ひのはるか約1丁
中央すずかぜ約2反7瀬
手前ひのみどり約4反5瀬

機械植え以外にもポット植え、手植えがあります。高齢化が進んで、割り手、植え手が年々減っており、これからの課題になっています。
天気にも左右されるので、雨が降った場合は出来ないので、土が乾いてから作業を開始します。そして、今日11月23日(祝)八代では妙見祭があり、農業をされているご家庭では、五穀豊穣を祈り、毎年お参りに行かれるそうです。

代搔き作業(2日目)

この光景を見るとホッとするのは私だけでしょうか?
どこからともなく出現する鳥たちとは共存共栄でもあり、日本は平和だなと感じます。
その逆もあり夜行性のカモが水を張ってある田に来るとタニシなどのエサを食べてしまうため、イ草の苗を荒らしていく被害もチラホラ聞こえてきます。

苗堀りしたイ草苗をカセットに詰める作業

上の代掻きをした本田2反7瀬分のすずかぜの苗です。

この苗を苗処理機で下のカセットに詰めていく作業です。

昔から手植えされる生産者の方たちは、5人~10人ほどご年配の経験者の方に手植えの手伝いを頼まれたりします。
株(上の写真)を小分けし均等に綴ってビニール袋に入れ、明朝に横一列になって縦100メートルを中腰作業のまま、たどり着くのに1時間15分かかるそうで、その後休憩の繰り返し。
私は1列行けるでしょうか。すぐに音を上げると思います。
現在のように機械がなかった時代はとても苦労されていたのだと感じました。

苗処理機の作業に話を戻します。カセットにもうひと手間、愛情注入作業。

機械植えが効率よくトラブルが無いようにと手押しで詰め込んで高さを揃えて一つのカセットが完了です。

これを100~130個準備。
ここの生産者には苗処理機が2台あるものの、夜7時~11時過ぎまでかかるそうです。

本田に機械植え付け(3日目)

午前中に植え付け用の54カセットです。

奥にはお孫さんたちも応援に駆けつけてきました⁉

両端をロープで基準を決めてマス目のローラーで型を付けます。

機械植え付け開始

この植え付け機には18カセット積むことが出来ます。

機械もたまには植えるのが不十分だったり苗が倒れることもあるので、人手によるサポートが欠かせません。

大変なんです。

苗が1列でも無くなるとセンサーで教えてくれるので苗を補充します。
一往復してくるのに40分~50分。

ちょっとトラブル発生。
一つのレーンの爪が広がって苗を持っていかなくなったのでその場で控えの部品と交換し、難を逃れました。祝日でもあったため修理業者さんも休業日なので、まずはひと安心。

最後の一列!

カモ対策に2m×100m間隔でひもを垂らしてこれで一工程が終了。
これを面積にもよりますが20~30日間で植え付け作業が終了。

終了したのが夕方6時ごろ。
生産者のみなさん、毎日本当にお疲れさまです。
あとは毎日生育状況や苗が倒れてないか見回りをしていくそうです。

2023年11月23日

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