畳表の作業工程(乾燥~検査~出荷)
今回は、畳表の作業工程(選別、加湿、製織、仕上げ、乾燥、検査、出荷)の乾燥、検査、出荷部分について紹介します。 <乾燥> この長~い畳表を天日干しされているのが1畳の10枚分です。(約20m程)天気が良いときには天日干しで、悪いときには乾燥機にかけて干します。 Q:なぜ干すのか? A:天然の農作物なので呼吸をしています。 水分を吸ったり、吐いたりしているのです。この工程も大事でカビが付きにくくするためです。 道路の上に、直接畳を敷くと傷になってしまうので、古いゴザの上に干します。 この画像にあるように、年数を経るごとに色が変わっていくということが、天然畳表である証です。10年ほど経てば奥の青い色から手前の茶色に変わっていくのも風情がありますよね。 このように立てておくと、水分が蒸発していくのが微かに見えるそうです。 私も水分がどのように蒸発していくのかを見てみたい気持ちになりました。 <検査> 高品質の畳表をみなさんにお届けするために厳しい検査を受け、合格した畳表だけに検印が押され保証されています。 売り手側の生産者は、買い手側に見やすいように、札は1本ごとに希望額を提示して置いておきます。 買い手側は、提示された金額を交渉し、双方が納得すれば交渉成立。双方が納得できない場合は、保留となります。 <出荷> 大事に育てていた子供たちが巣立っていくような心境になります。 2023年10月21日
畳表の作業工程(仕上げ)
今回は、畳表の作業工程(選別、加湿、製織、仕上げ、乾燥、検査、出荷)の仕上げ部分について紹介します。 <仕上げ> 等級:特等、1等、2等 畳のサイズ JAS規格 種類 通称 長さ(cm) 幅(cm) 主な使用地域 一種表 本間 京間、関西間 191 95.5 関西、中国、九州 二種表 三六間 中京間 182 91 中京地区、北陸、東北の一部、沖縄 三種表 五八間 関東間・江戸間田舎間・狭間 176 88 過去;名古屋が主流 現在;全国に普及 五六間 団地間 公団サイズ 170 85 公営住宅・団地住宅 建売住宅 2023年10月11日
畳表の作業工程(選別~加湿~製織)
今回は、畳表製品になるまでの作業工程を紹介します。 <選別> <加湿> <製織> 2023年9月20日